2017年1月22日日曜日

「この世界の片隅に」


ネットでの口コミをよく目にするようになり、最初は行けないなぁと思っていたのですが
ふと気が向いたので、観に行って来ました。
ミニシアターで人がたくさんいて、チケットが売り切れてるなんて初めてみました。
クラウドファウンディングで成り立ってるとはいえど、他の映画とかわらず、
DVD化もきっとされるだろうに、映画館に行く人が減り続けてる今にどうしてこんなにロングランになるほど一本の映画にこれだけの人が集まっているのか不思議でした。
クラウドファウンディングからっていうことで、ネットやSNSの根っこにある「繋がっていたい」という欲求が最大限に活かされているのか、とにかく不思議がっていました。笑

映画を観終わったあとは、井上ひさしの芝居で知った「ご恩送り」という言葉も頭に浮かびました。
戦時中や戦後にはあって、今は薄れてたりなくなったりしている人と人との繋がりだったり、どんなに悲惨な状況でもどこかで巡っている暖かい恩を感じさせる作品。
それをクラウドファウンディングという新しい「人との繋がりの力」で成立させている。
それを観ると、人はそれをさらに共有したくなる。
どこにそんな力が隠れているのか何がそうさせるのか本当に見当もつかなくて、不思議は、不思議なままだったけれど、体験したことのない力をもっているものなのはわかって、ぷつぷつぷつぷつと考えたり、いい余韻にひたれる映画でした。